2017年12月31日日曜日

メキシコ在住者が仮想通貨投資を楽しむ方法



昨年、トランプが就任したことによりメキシコペソが暴落して、焦りながらビットコインの記事を書いてから約1年。
またメキシコペソが下がってきました。
本当に勘弁して欲しいです。


しかし、この1年で仮想通貨市場は驚くほど拡大しました。


メキシコではビットコインで電気代や水道代などの公共料金が支払える様になってはいますが、実際のところ生活の場面で使用している人が増えた印象はありません。


また、日本の様に投機商品としての市場が拡大した様にも思いません。
中南米で一番仮想通貨が市民の生活に関わったのはベネズエラぐらいでしょうか。


個人的には、メキシコペソを日本円に移動させたいので、海外送金の手段として仮想通貨には注目しています。


メキシコ在住者が仮想通貨投資をする場合、まずはメキシコペソで仮想通貨を購入する必要があります。




本物の金





メキシコの仮想通貨取引所(販売所)




仮想通貨をメキシコペソで購入する場合、まずは「販売所」もしくは「取引所」にアカウントを解説する必要があります。


最初にアカウントを作ったのは、操作しやすそうで簡単に売買ができるVolabitで口座を開きました。

参考記事


ただ、Volabitiは販売所なので手数料がかなり抜かれてしまうことに気がついてきました。

Volabitという会社がビットコインの売買をしているので、仕入れた価格に利益を乗せて販売しているため、売値と買値の金額にかなり差(スプレッド)があります。


そこで現在私が利用している取引所は、Bitsoという取引所です。
「取引所」というのは個人間での「売り板/買い板」による取引のため、希望の金額で取引ができます。
1回の取引には取引手数料が取られますが、それでも「販売所」であるVolabitよりは割安に取引ができます。


アカウント開設はネット上で完結します。
郵送確認などはなく、登録だけなら5分程度で簡単に開けます。








Bitso取引所の登録方法



Bitsoのトップページ

①まずはトップページから右上の白い枠【Abrir Cuenta】をクリックして登録画面へ進みます。











登録画面

②個人情報の入力

Tipo de Cuenta  個人使用の場合はPersonalを選択
Correo Electraonica Emailアドレスを入力
Confirma Correo Electronica 確認の為に再度Emailアドレスを入力
Nombre 名前
Apellido 名字
Fecha de Nacimiento 生年月日
Pais 国籍
Numero de Celular 携帯電話番号

上記内容を入力していきます。











パスワード設定


③パスワード設定

Contraseña パスワードを入力
Confilmar Contraseña 確認用に再度パスワードを入力
NIP de Transaccion 4桁の数字を入力
Security チェックを入れて写真を選択する
利用規約に同意するにチェックを入れる 











登録完了画面

④登録完了


これで登録は完了しました。
ID de Usario があなたのユーザー番号です。
忘れないように控えておきましょう。
ログインにはこのIDとパスワードが必要です。

さきほど登録したメールアドレスに確認のメールが届いているので、
【Vertificar Correo】(メールを確認する)をクリック。












ログイン画面

⑤ログインする
ID de Usarioの数字とパスワードでログイン出来ます。










メキシコペソの入金






口座が開いたら、携帯電話認証をします。
画面中央のFondearをクリック。







最大入金額は本人確認の度合によって1日で入金出来る金額が広げて行けます。
まずはNivel 1から。
【Sube a Nevel 1】をクリック。






承認する携帯がメキシコの携帯なら+52の番号です。
【Entidad Nacimiento】は選択肢の最後のほうに外国人の項目(Nacido en Exreanjero)があ流のでそれを選択。

性別を選んで、CURPを入力すれば認証メールが来ます。

携帯認証後、再度Fondearをクリックすると入金方法選択画面になります。









入金選択画面


入金方法は3種類。
①インターネットバンキングでの振り込み
②ExtraやCoppelでキャッシュで入金できます。
③Bitsoのクーポンを購入(方法不明)


②の場合、手数料が金額に対して2.9%かかります。10000ペソを入金する場合だと290ペソもかかってしましまい、口座に反映されるのにも1〜4時間程度かかります。
でも一番手っ取り早く簡単です。


①のインターネットバンキングだと手数料もかかりませんし、即時反映されるので、①の方がオススメです。
ただし、銀行側の送金手数料はかかります。Scotia bankだと1回の取引につき8ペソがScotia bank側の手数料として引かれます。
まあまあ許容範囲ですね。






Bitsoにメキシコペソが入金されたら取引ができます。
取扱通貨は5種類。
【ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ】
ビットコインキャッシュ以外はメキシコペソで直接購入できます。


世界では取引所が乱立していますが、
現在メキシコペソで仮想通貨を購入するなら実質VolabitかBitsoの2択です


Volavit の方が操作は簡単ですが、
手数料を抑えられるBitsoがオススメです。


【Bitsoに登録する】



2択しかないのでどちらかを選ぶしかないんですが、実はどっちも世界的な価格と比べると割高です。
ビットコインの価格自体が全然違うんです。
メキシコペソ安のせいなのか…。


仮想通貨投資をする場合、上記2つの取引所(販売所)では購入できる通貨も少なく、手数料も高いので、いったんメキシコペソで仮想通貨を購入した後は、海外の取引所を利用する方が圧倒的に効率がいいです。









海外のオススメ仮想通貨取引所



メキシコペソを仮想通貨に変えたら、手数料の安い海外の取引所に仮想通貨を移動させるといいでしょう。


オススメは使いやすくて手数料も安く、日本語対応もしているBinance
口座開設もメールアドレスだけでできます。





香港の取引所で、現在取引高が世界一位です。
2017年7月にできたばっかりなのですが、すでに利用者が300万人以上というスケールの大きい取引所です。


Binanceは香港の会社ですが、中国は仮想通貨に対して規制をかける可能性もありますので、その点リスクはあります。

また、日本円での出金、もちろんメキシコペソへの出金には対応していません。
法定通貨に変える場合、メキシコ、もしくは日本に取引所の口座を持っている必要があります。

日本語対応はしていますが、サポートとのやりとりは英語です。

セキュリティのために2段階認証は必ずしておきましょう。


【Binaceでアカウントを開設する】





BitsoからBinanceにBitcoinを送金すれば、Binanceで取り引きが開始できます。
あとはいろんな種類の仮想通貨を選んで購入してみましょう。


100種類近くの通貨を取り扱っていて、マニアックな通貨も多いため、1ヶ月で5倍、10倍になる通貨も珍しくないという、とんでもない状況です。
宝くじのようですが、1000倍になっている通貨も…。


もちろん、暴騰した通貨は暴落もしやすいので、注意してくださいね。



これも本物の金







2017年は基本的にどの仮想通貨も価値が上がったので、何を買っても資産が増えた年でした。
バブルだバブルだと言われていますが、全くその通りで、現在使い道がない通貨に値段が付いている状態です。


現在1000以上もの仮想通貨が存在していて、それぞれが目的、システムをホワイトペーパーと呼ばれる企画書(説明書?)を公表しています。
逆にホワイトペーパーがないようなものもあり、玉石混交です。

コインの企画、システム、開発環境に対して値段が付けられているので、ホワイトペーパーがないコインはただのイラストのようなものです。



仮想通貨を取り扱う時に私が気をつけている事は、下記3点です


・取引する金額は自分の資産の5%を目安にしている。
・原資を抜く。
・勉強する。新しい分野なので世界中すべての人が独学で学習しています。





現在、メキシコから日本への資金の移動をするためにいろいろ試してますが、実際仮想通貨での送金は手数料が高くつきます。


メキシコの銀行から日本の銀行へ海外送金する場合の法外な送金手数料に比べるとはるかにマシですが…。
1年前はビットコインの送金手数料ほとんどかからなかったんですけどね。
いっそ、本物の金を買って日本で換金する方がいいのかもしれません。



仮想通貨はまだまだ開発途上の分野で、近未来的なSF感もありますが、同時にうさんくささも半端なくあります。
実用性が伴っていない状態ではありますが、触れてみるとなかなか面白い世界ですよ。


2017年11月21日火曜日

メキシコで手に入る食材でグリーンカレーを作る



メキシコとタイの食文化は全く違いますが、手に入る食材は似ています。
特に、今住んでいるカンクンは物流がいいこともあり、新鮮な野菜やハーブ、アジア系の調味料も割と簡単に手に入れることができます。


日本のカレーも美味しいですが、タイ料理も大好きなので、今日はタイのカレー、グリーンカレーを作ってみました。


先にペーストを作ってしまい、そのあとでペーストを使ってカレールーを作っていきます。
ペーストは冷凍もできて日持ちするので、少し多め(20皿分くらい)に作りました。











グリーンカレーペーストの材料 (20皿分)





まずはハーブ類から。
グリーンカレーと呼ばれるだけあって、緑が濃いですね。
唯一手に入らなかった食材が一つ。
足りないのはコブミカンの葉です。
何かで代用できればいいのですが、なくてもまあいけるっちゃあいけました。


青唐辛子(チレセラーノ)
にんにく
生姜
紫玉ねぎ
レモングラス
アルバカ(バジル)
シラントロ(コリアンダー)










調味料など。


エビの粉 大さじ1〜2
リモン 1 個
シラントロモリド 大さじ1
ナンプラー 大さじ4
はちみつ 大さじ1


フレッシュなシラントロを1束使うので、シラントロのモリダはなくてもいい気はします。
本場タイでは、オキアミの発酵調味料、「カピ」を使います。
変な名前のカピは、臭いが旨い、タイ料理には欠かせない調味料。


ナンプラーまでは手に入りますが、さすがにカピはないので、代用品としてエビの粉を使いました。










グリーンカレーペーストの作り方


まずはハーブを水で洗い、水切りをしておきます。




バジルの茎は渋くなりそうなので使ってませんが、シラントロは茎も全部使います。
根っこがあれば根っこも入れちゃいましょう。






紫玉ねぎは半分、ニンニク生姜は1かけ2かけお好みで。


上記の材料を全部フードプロセッサー二入れてペーストにしていきます。
硬いものから順番に入れていくとうまくペーストになっていきます。
紫玉ねぎ、ニンニク、生姜、青唐辛子あたりから砕いていきます。


青唐辛子は種を取っておきます。
直接触ると手が痛くなってしまうので手袋をつけるといいでしょう。







手袋がなかったのでスーパーの袋で代用してみましたが、種をほじくる工程がとてもやり辛かったです。
結局素手でやりましたが、ゴム手袋でやったほうがいいと思います。




青唐辛子を切っていると、カプサイシンを手から皮膚吸収しているのか、すごい汗が出てきました。
以前もこの青唐辛子でえらい目にあったので、布で汗を拭うとき、唐辛子を触った手が顔に触れないように気をつけたのですが、カプサイシンは布を通り越し、やっぱり顔がヒリヒリしました。


このヒリヒリはかなり強烈です。
顔や目など、デリケートな部分はこの手で絶対に触らないように。











フードプロセッサーの刃がうまく当たらないときは、ナンプラーやオリーブオイルを加えながらペーストにしていきましょう。
ナンプラーは大さじ4杯、オリーブオイルがなかったのでサラダ油を大さじ2杯ほど入れました。
様子を見ながら混ぜながら、はちみつ、レモン汁、シラントロモリド、エビの粉を入れていきます。


そう、お気付きの通り、ペースト作りは全てフードプロセッサーがやってくれるのです。
プロセッサー、便利ですね。


本当はこのペースト作り、石臼でやるらしいです。
そのほうが材料を丁寧に潰し切れるので口当たりが良くなるとか。


メキシコにも石臼売ってますが、プロセッサーは本当にいい仕事をしてくれるので、
ここは迷わずプロセッサーをチョイスしましょう。
食べてみて口当たりも特に気にはなりませんでした。
比べると違いはあるのかもしれませんが。






しばらくかき混ぜてハーブの茎が見えなくなったらペーストは完成です。
フレッシュなハーブとパンチの効いた青唐辛子。
むせ返ること間違いなしの刺激的なタイの香り。


瓶やジップロックに入れて冷蔵、冷凍で保存しておけば、いつでもグリーンカレーが食べられます。



完成したグリーンカレーペーストと後から使うココナッツミルク。
















ペーストを使ってルーを作る



ペーストが出来上がれば、安全のために一旦手を石鹸で洗って置きましょう。


カプサイシンはしばらく手に残っているので、忘れた頃についつい顔や目やデリケートなところを触ってしまうという事故が起こりがちです。
本当に、気をつけてくださいね。




さて、カレーの具ですが、これはお好みで。
普通のカレーでおなじみの、人参ジャガイモ玉ねぎ3点セットでも美味しいです。


今回はよりタイっぽく(?)茄子とピーマン(のつもりのチレポブラーノ)と鶏肉(もも肉/muscle)を使いました。






メキシコのもも肉は骨が残っているので、骨を取り、その骨でスープをとります。
この辺りでもうお米を炊き始めていいくらいです。







茄子の皮をむいて、乱切りにします。
チレポブラーノもざくっと食べやすい大きさに切って、鶏肉、茄子、ピーマンを炒めていきます。





具に軽く塩で下味をつけつつ、鳥スープのアクを取りながら、米を焚き上げましょう。









具に火が通ったらいったん脇にどけておき、ココナッツミルクを火にかけ、まずはグリーンカレーペーストを大さじ5杯。味を見ながら加えていきます。
このタイミングで鶏ガラスープも全部入れてしまいましょう。



あっためながら味を確かめ、コクや塩が足りなければ、塩、ナンプラー、レモンを少しずつ入れて味を整えていきます。
塩もペーストもナンプラーも入れすぎてしまうと辛くて大変になるので、様子を見ながら少しずつ。
レモン汁で酸味が加わると、ぐっとタイ感が出てきます。



ルーの味が整えばよけていた具材を投入します。
はねないように気をつけて!







全体をなじませるように5分程度強火にかけたら…でき上がり!




















いただきます。






茄子がいい感じにトロトロになって、とっても美味しかったです!


手はヒリヒリしますが、手袋さえあればきっと大丈夫。


奮発してシンハービールでも揃えれば、そこはもう微笑みの国、タイ。
タイマッサージ行きたいなあ…。



2017年10月8日日曜日

ボゴタの黄金博物館での思いつき。人が金に惹かれる理由とは?




ボゴタでは黄金博物館・Museo de Oroに行きました。
たまたま訪れた日曜日は入館無料。


場所は旧市街にあり、サンタンデール公園の向かいに面しています。
歩いて1分ほどの場所にはインターナショナルエメラルドミュージアムもあります。
このエリアだけでどれほどのお宝が…


とても質の高い博物館で、一見の価値あり。
ボゴタに行った際にはぜひおすすめしたい場所です。
いろいろなインスピレーションが湧きました。












黄金博物館では、ものすごい量の展示品だけでなく、金という元素鉱物についての基本的な知識も展示されています。


スペイン語で金はOro(オロ)。
元素鉱物の一種類で元素記号はAu。







自然金は自然銀(Ag)や自然銅(Cu)とグループを構成する事が多く、そこから金のみを抽出、加工されて純金となります。


金の純度は24分率表され、「24金」と呼ばれている金がもっとも純度の高い(99.9%)金になります。
18金だと純度は約75%。


金を買うなら24金が一番クオリティが高いという事ですね。








展示されている黄金を見ていると、ついついその輝きに引き込まれていきます。
他の博物館とは違う高揚感があたりに漂い、自分も含めてみんなが興奮状態。


保存されている遺物のコンディションも非常によく、改めて金は劣化しないんだということを感じざるをえません。


















繊細な造形も多いですが、全体的にどこかユーモラスなデザインの遺物が多く、この地域に住んでいた古代の人たちのイマジネーションにくすりとさせられます。











それにしても圧倒的な量の金。
どんだけ産出してたんだと。







インカの人たちが作り上げた黄金文化は、侵略者であるスペイン人も魅了しました。
全く違う文化圏であるにも関わらず、すでに世界共通で金の価値は認められていました。


なぜ、これほどまでにこの光り輝く元素鉱物はホモ・サピエンスを虜にするのでしょう。







金は、はるか昔から価値があるものとされていました。
諸説あるものの、もっとも古い記録はなんと紀元前4000年頃、現在のルーマニア・トランシルバニア地方で、産出された金を加工して装飾品に使っていたと考えられています。
今から約6000年前ですね。


その後、シュメールやエジプト、古代ギリシャにおいても金は重用され、紀元前1500年にはすでに交換手段の基準になっていました。


正確な記録は残っていませんが、もちろん南米大陸の先住民も紀元前から金を発見し加工しています。








金の価値と考えると、今の時代、価値イコールお金です。
6000年前、トランシルバニアの貴族も同じ感覚で金を所有していたのでしょうか?




今世界に流通している紙幣のお金そのものには、その金額に見合うだけの実質的な価値はありません。
100ドル札を作る原価は、紙代とインク代、人件費を加えても100ドルには届かないでしょう。
紙幣のお金の価値は流動的です。
インフレすれば価値は下がり、限りなく精巧であっても偽札と認定されれば価値はありません。
株式や小切手と同じ、「約束と信用」で成り立っている契約書の一種です。









でも、金は違います。
その価値は地球上のあらゆる場所で6000年以上昔から高い価値を保っています。


その理由の一つとして、金の特徴のひとつである、劣化しにくいという点が考えられます。
他の多くの金属(銀や銅も)は酸素によって酸化します。
化学結合が切れてしまい、最後は土に帰っていきます。


しかし、金は酸素によって化学結合が切れることはなく、紫外線によっても劣化することはありません。
”永遠の輝き”とはダイヤモンドの宣伝で耳にした文句ですが、金こそ永遠に輝き続ける元素鉱物です。


あくまで人間の尺度による「永遠」ですが。


永遠に輝き続ける金は、不滅、不変といったイメージにつながり、それが死を恐れる人間にとって憧れになっていったという説があります。


死や老いも不変的な恐怖だったんでしょう。






それでは、そのような性質が判明してから、金の価値は高まったのでしょうか?
世界のあちこちで初めて金を発見した人たちが、その輝きに魅了された時、
「この鉱物は永遠を感じる…」と、そこまで感じて魅力を感じたのでしょうか?


私は違うと思うんですよねー。
もっとこう、なんというか、本能的に「この輝きが美しい!」と感じたように思うんです。
河原の砂底でキラリと輝く粒を見た時に「綺麗…」と感じたと思うんです。


ではなぜ、輝きに対して私たちのDNAは「美しい」という感情を感じるのでしょう。






光り輝くものを「美しい」と感じることは、ホモ・サピエンスが繁殖していくため、生存するためには直接関係なさそうです。
食べられるわけではないし。


では、美しく輝くものに対して「快」を感じるDNAの記録はどこに由来しているのか。








もしかして、太陽を連想するからなのでしょうか。
夜は視界が悪くなり、危険に遭遇するリスクが高まります。
夜明けの太陽は、昔から私たちに安堵の感情を与えていたはずです。


でも、私たちは同じように月や星を見ても「美しい」と感じます。
夜空に光り輝く天体にも同じように惹きつけられ続けています。







では、なぜ?







この感情はどこからきている?









私たちが輝くものに惹かれる理由…?










あ! もしかして…











もしかして、その感情の由来は私たちが生まれてくる時に必要な感情に起源があるのではないでしょうか。
母親の胎内から、産道を通り、この世界に生まれてくる瞬間。
外の世界は光に満ちて明るく輝いているはず。


その輝きに魅力を感じるようにDNAにプログラミングされている本能こそが、金の輝きを魅力的に感じる理由なのでは。




スペイン語では出産することを「dar a luz」と言います。
darは与えるという動詞で、luzは光という名詞。
直訳すると光を与える、という行為が出産するということになります。


輝きを美しいと感じることは私たちにとって、とても基本的で、根本的に必要な感情なのかもしれません。















…という壮大なイメージが膨らんだ黄金博物館でした。


ふー。
すごいです。金。
持っていかれます。


4階建てのミュージアムをじっくり見学した後は、ぐったり疲れてしまいました。


その輝きは魅力的ですが、癒し系の鉱物ではないことも確か。
金には血なまぐさい歴史が常につきまとっていますが、それも納得できます。


強烈な魅力もありますが、人を狂わせる作用も持ち合わせている唯一無二の鉱物ですね。


国宝級のお宝満載のボゴタの黄金博物館。
行くなら絶対日曜日!(無料)



2017年9月25日月曜日

Interjetの片道2690MXN(16000円)のチケットでコロンビアに行ってきた。



人生初の南米大陸はコロンビア!
想像以上に魅力的な国でした。


色々ありすぎてまだ振り返れないので、情報を残しつつ振り返ってみます。


【レート 2017年9月】
※1メキシコペソ(MXN)=6.2円
※1コロンビアペソ=0.038円 





エメラルド博物館から見えるボゴタの街並み



















メキシコのLCC航空会社 Interjet


今回利用したのはLCCだけどサービスが良いと評判のInterjet。

websiteはこちら

カンクンからボゴタへの往復料金が2名で10760MXNでした。
1名あたりの片道料金は2690MXN。約16000円です。









InterjetはアジアのLCCのように、予約する時に荷物はいくつ預けるから、追加料金はいくらで…食事プランのオプションは…などという、こまごま煩わしい予約システムではありません。
シンプルで使いやすいウェブサイトでした。




日本からは本当に遠い南米に、こうして気軽な金額で旅行ができるのはここに住んでいるからこその役得。
今のうちに南米にはぜひ足を伸ばしてみたいです。
アルゼンチンはメキシコからでもまだまだ遠くて高いですけどね。。。
















空港でのチェックイン


旅行当日の朝にはメールでお知らせしてくれます。
うっかり旅行の日程を勘違いしていても安心ですね。
いいサービスだなあと思っていましたが、帰りの日にメールはありませんでした。


メキシコの居住者、滞在許可書を持っている人はまずは先に出国手続き。
空港のイミグレーションで出国届けに記入、パスポートにハンコをもらってからInterjetのカウンターでチェックインです。


チェックインに必要なものは
・パスポート
・コロンビアを出るフライトチケット
・出国届け(メキシコ在住者のみ)


以上3点。


コロンビアを出国するフライトチケットはかなり何度も確認されました。
空路でコロンビアに入る場合、準備しておいたほうが無難だと思います。
eチケットの提示は特に求められませんでした。


今回はLightパック、一番安いクラスのチケットですが、預け荷物は1人につき1個(25kgまで)までは無料で預ける事ができます。
手荷物は10kgまで持ち込み可能。




荷物を預けてゲートをくぐり、搭乗を待ちます。


空港内は暇なので、ついついなにかつまみたくなりますが、ゲート内の食料は世界共通で空港プライス(高い)。
なので、最近はもっぱらお弁当を持ち込んでます。
市内の何倍もの値段がするピザをほおばるアメリカ人を横目に、持参したおにぎりをほおばり出発を待ちました。




持ち込み手荷物のサイズ(Interjetホームページより)















快適な機内


予定通りの時間に出発。
座席に腰掛けてみるとかなりゆったりしています。
シート自体は普通のサイズですが、前の座席との距離が普通の飛行機に比べて余裕があります。
私はまあまあ大柄なので、ゆったりした座席はとてもありがたい。これは快適!


大柄なぽっちゃりさんが多いメキシコ。
身内に優しい航空会社の懐の深さを感じます。



普通に座ってもこれだけのスペース!




機内には女性専用トイレも。
高齢者への割り引きや、2歳までの幼児は国内線無料など、色々配慮が見られます。


女性専用トイレ






カンクンからボゴタまでは約3時間半。
日本から台湾ぐらいでしょうか。


2時間くらいすると、ドリンクサービスがきました。
もちろんアルコールも含まれています。


アルコールはビールかテキーラの2択でしたが、LCCでドリンクサービスがあるのはお得感がさらに高まります。


テキーラはブランコとアネホ2種類用意されていました。







しかもおやつとサンドイッチまで!






アメリカの航空会社(DELTAやAmerican、United)は国際線でもアメリカ大陸間だと食事が出ません。
カンクンからロスアンゼルスまで、同じく3時間強ですが、軽食も飲み物もついてません。


それに比べてこのサービス…。


どんどんInterjetのことが好きになっていきます。


ほろ酔いでいい気分で過ごしていると、あっという間にボゴタに着きました。
















エルドラド国際空港に到着



ボゴタの国際空港、エルドラド(黄金郷)に無事到着。
入国審査は落ち着いた雰囲気でスムーズ。
滞在目的、日数を聞かれ、すぐにスタンプをバスンと押してもらえました。




空港でのミッションはお金を下ろすこととSIMカードを手に入れることの2つ。


まず、ATMは幾つかあるのですが、【楽天VISAカード】が使えませんでした。
Plusマークもついていたのですが、結局ボゴタ市内でも楽天VISAカードは使用できませんでした。


何枚か持って行っていたカードのうち引き出しができたのは【ジャパンネット銀行】とメキシコで作った【HSBC】のデビットカード。
上記2枚はボゴタ市内でも同様に利用できました。




次にSIMカードです。
空港内にSIMカードを売っている店はあるはずなのですが、誰に聞いても違う答えが帰ってくる。。
空港には無いと言う人もいれば、1階にあるという人も、2階にあるという人も。


しばらく空港の中を歩いて探していると、どこからともなく男の人が近寄ってきて、
「SIMカードを探しているのか?」
と、財布の中からへたれたSIMカードを出してきました。
コロンビアのザ・売人らしい雰囲気。
不安を感じます。


400円くらいとかなり安かったのですが、怪しい人とのファーストコンタクトだったので丁重にお断り。
後から分かるのですが、ボゴタの路上でもたくさんの人がSIMカードを売っていました。
一応使えるようで、セッティングまでしてくれているようでした。
怪しい人ではなかったんでしょうね。



最終的に、スナックなどを売っている売店でSIMカードは売られていました。




SIMが売られている空港内の売店



キャリアはメキシコにもあるMovistarとCraloの2択。
選んだプランは利用期間が15日で30分の通話。
1Gのインターネットと、FacebookやTwitter、Whats AppなどのSNSが使い放題といううプラン。
値段はカード代込みで15000コロンビアペソ(600円くらい)でした。


カードを挿してもうまく繋がりませんでしたが、売店のお姉ちゃんが日本語表記の携帯をじくりまくってセッティングしてくれました。
アクセスポイントの変更が必要だったようです。


携帯をいじりまくってなんとかしれくれたお姉ちゃん



 空港から市内まではタクシーが楽で良いと思います。
メーター制で割安でした。


空港からセントロのトランスミレニオ(市内を走るバス)のUnivercidadあたりまでで20000コロンビアペソ(約800円)程度でしたよ。

















カンクンへ戻ってきたとき 



コロンビアで色々ありましたがなんとか無事メキシコへ。
メキシコの入国は、飛行機を降りた時点から物々しい警戒ぶり。


私たちはメキシコに在留資格があり、しかも日本人ということが原因なのか、するっと入国できましたが、コロンビア人に対してはかなり厳しめにチェックしていました。


乗客は明らかにバカンスに来ている普通の家族連ればかりだったのですが、荷物を全部開けられている人たちも少なくありませんでした。
携帯の裏蓋を開けている人にも注意していました。
(おそらくSIMカードを抜いていただけ)


空港職員はギラギラした目で、「必ず、持ち込んだコカイン見つけてやるぜ!」という熱意が伝わってきていましたが…


まあ失礼な話ですよね。
実際の今のコロンビアの現状と、過去のイメージが全く更新されていないのでしょう。










ボゴタでは街中のいたるところにグラフティが見られた




まとめ


総じて、Interjet、快適でした!
座席のサイズ、機内サービス、予約システムと、ユーザー目線での企業努力が随所に感じられます。


今まで使ったLCCでも一番印象が良かったです。
ここ10年で飛躍的に事業を拡大している航空会社ですが、納得できますね。
また機会があればぜひ使おうと思えたので、おすすめの航空会社です!