2016年3月2日水曜日

メキシコシティから2、3時間でいける湧き水のプール

Los Manantiales




メキシコシティから車で3時間程度でいける、湧き水を利用したプールの御紹介です。


スペイン語で湧き水はLos Manantiales(ロス・マナンティアレス)。
その場所はその名の通り敷地内にこんこんと澄んだ美しい水が湧いている、プール兼キャンプ場です。
モレロス州の南端に位置しており、クエルナバカからだと2時間くらいでいけます。


モレロス州は水が豊かな土地なので、他にもいくつか湧き水を利用したプールがあるそうなのですが、ここが一番安くて人も少なく、キャンプもできるのでとってもオススメです。




アクセス方法はメキシコシティからクエルナバカへと向かう道である、95Dをひたすら南下します。
タスコの表示が頻繁に出てきますが、タスコへ向かう分岐も通り過ぎひたすらまっすぐ南下していきます。
なんの目印もないのですが、ゲレロとの州境の手前あたりに右へとそれる脇道がでてくるのでそこを右折します。


この脇道が本当に存在感の薄い脇道なので見落としがちです。
私たちも気をつけていたけどあっさり通り過ぎました。
事前にナビ、もしくはアプリでしっかり確認してから向かいましょう。


脇道に入ってしまえばあとはほとんど一本道です。
本当にこんな場所に湧き水が湧いているのか?と不安を覚えるような乾燥地帯&人気のない田舎道ですが、迷わず進んでいきましょう。


道は途中から未舗装になります。
砂利が細かく鋭いためなのか、Googleのレビューには、タイヤのパンクに注意と書いてありました。
見た目はよくあるダート道でそれほどパンクしそうな雰囲気も感じなかったのですが、ゆっくり運転していた私たちも小石か何かが引っかかってファンベルトが切れてしまいました。


そんなに険しいダートではないので、たまたまだったのかもしれませんが、十分に徐行して進むのがより安全かと思います。




無事に施設に到着すると、突然別世界が広がっています。
メキシコでは急に景色がガラッと変わることが多くありますが、ロス・マナンティアレスもその例に漏れず、まるで砂漠のオアシスのようです。






それまで砂埃の舞う乾いた山肌ばかりが視界に入っていたのに、ここだけあふれんばかりの水、水、水。水だらけです。
湧き水が川となり、それをそのままプールにしていて、そのまま自然の川へと流れ出ていく大規模な湧き水掛け流しのプール。


排水管理や消毒とは無縁の世界です。
いいことなのか悪いことなのかはわかりません。





入場料は日中のプール利用だけであれば大人一人80ペソ。
プールの営業時間は朝8:00〜夕方18:00まで。


キャンプをするならプール代込みで180ペソです。
そこから追加の一泊ごとにプラス100ペソで、テントの貸し出しも行っています。


中には簡単な売店があり、ビールや軽食を購入できます。
レストランもあるのですが、嬉しいことに飲食物の持ち込みも自由です。
好きなだけ泳いでたっぷり飲んで、カルネアサダ(バーベキュー)をしてそのままキャンプインできます。
最高ですね。








自然の地形を有機的に生かした作りになっていて、子供も安心な浅い場所から滝遊びまで、広い敷地内には幾つも泳げる場所があります。




客層は子供連れの家族も多く、そのなかにはダウン症であったり肢体不自由であったり、障害を持っている子供も家族と一緒に遊びに来ていて、リラックスして遊んでいました。
彼らは水遊びが大好きなので、とてもいい環境でのびのび過ごしていました。







とにかく水が綺麗で、水面を眺めているだけで幸せな気持ちが湧いてきます。
滝の横でハンモックを貼って、お酒を飲んだりフルーツを食べたりしていると、そこはもう楽園です。







メキシコの湧き水はどこもそうなのですが、ここも水温が28度と高めなので、水がぬるいです。
そのためどれだけ水に入っていても寒くならず、浸かっているのが気持ちいい絶妙の温度。







メキシコでの日々の渇きを潤すために、ぜひ行ってみてください!

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