2015年7月24日金曜日

京都で一番美味しい湧き水


私たちは、3年ほど前から湧き水を汲んで飲み水にするようになりました。
旅先でも、いつも湧き水を探しています。
今年の春に北日本を回った時も、車にポリタンクを積んでいろいろな土地の水をいただきました。
色々頂いた結果、そのなかでも抜群に美味しい水をご紹介します。




京都市は地下水源が豊富で、その総量は琵琶湖の8割近くになると言われています。
山に囲まれた盆地の下には、天然の地下ダムがあるのです。
そのため、神社やお寺など、町のいたるところに井戸があります。
私の通っていた小学校にも井戸がありました。


一般的に湧き水や井戸水は温度が年間を通して一定のため、夏は冷たく、冬は暖かく感じられます。
小学校時代は、中間休みや昼休み、放課後と、いつでもフレッシュで季節にあった温度の美味しい水をがぶがぶ飲める環境でした。
今考えると贅沢で幸せですね。


しかし、中学校に進むとチェリオが、高校ではライフガードが美味しいと感じるようになり、やがてビールが一番!と、加齢とともに飲み物に対する嗜好が変わっていきました。
二十歳を過ぎてからはお酒一直線となり、一通りぐるっと飲み尽くし、日本酒がうまい!となったころに、再び「水」の味が気になるようになってきました。


ちょうどその頃、Miaが近所の神社、お酒作りの神様が祀られている松尾大社で水を汲んできたことがきっかけで、ペットボトルや浄水器の水ではない、新鮮な「水」の魅力にどっぷりハマってしまいました。


そこから近くの井戸を探してまわって汲んで飲んで、足を伸ばしては汲んで飲んで…。
地下や山を通過してきた水は、それぞれの場所によって甘みや口当たりの違いがあることを体感し、だんだんと好みの水が分かるようになってきました。



















京見峠の湧き水




そして、ついに見つけました。
私たちにとっての、京都で一番美味しい水!
京見峠の湧き水です。
場所は京都市北区鷹峯にある京見峠。


行き方ですが、京都市西部を南北に走る千本通を鷹峯の交差点まで北に上がり、左折。
しばらく進むと右手にホテル然林房が出てくるので、その角を右折。
そのまま10分ほど山道を進むと京見峠の茶屋が出てきますが、そのまま直進。
しばらくすると、下の写真のような二股になるので左折。
氷室別れという交差点です。




この二股を左に


ここから200mほど行くと、左手に”山の家 はせがわ”が出てきます。
ここのハンバーグは美味しいです。でも北大路の本店の方が安くて美味しいです。


はせがわまで来ると、湧き水ポイントまでもうすぐそこです。
はせがわからさらに200mくらい行くと、左手に水が湧いています。




湧いています




お地蔵さんや小さな鳥居には、常に季節の草花が生けられています。
私たちはいつも水を替えて、手を合わせて感謝してから水を汲んでいました。


でも、昼間にはがめついおっさんが一人で大きなタンクに何個も汲んで、時には小一時間待ちの時もあります。
信じられませんが、こんなに美味しい貴重な水源にタバコの吸い殻を捨てていく人もいます。
そんな時にはとても悲しい気持ちになりましたが、ほとんどの人はこの場所をとても大切にしています。




ワンカップは”まる”で統一。同じ人なのかな?




肝心の水の味ですが、柔らかい口当たりで、岩盤というより、山の中を通ってきたんだと想像できる甘みがあります。雨の日も日照りの日も、水量はあまり変化しません。

本当に美味しいので、ぜひ一度飲んでみてください!




















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